The lad from Portugal better Figo Don’t you know his name is Diogo
みなさまこんにちは!
今回はまたiPhoneや携帯から離れてLiverpoolの話題です。
先日2025年7月3日Liverpoolを、またフットボール業界全体をゆるがす大きな事件がありました。Liverpool所属ポルトガル代表のディオゴ・ジョタが弟のアンドレ・シルヴァと一緒に車で移動中に事故に遭い逝去されました。当日ニュースを見た時の感情は思い出せないくらい寝耳に水の出来事でした。
それ以来さまざまなニュースや意見が飛び交い普段おそらくフットボールをそこまで観ない方も色々なコメントや情報を見ているように思います。
僕自身は今まであまりの急な出来事に言葉を失い、あまりしっかりと考えることができませんでした。事故から約2週間が経ち、プレシーズンも一試合終わったところでようやく現実のこととして頭と感情が落ち着いてきたので、最初で最後としてこれを書きたいと思いました。
いちLiverpoolファンとして、いちフットボールファンとして書いていきたいと思います。
まずジョタのことに触れる前に個人的なところもありますが、LiverpoolファンとしてのDiogo Jotaという選手がはたしてどのような存在だったかというところです。
ジョタは2020年9月にLiverpoolと契約を結びました。これは2019年12月19日に契約を結んだ南野拓実と半年差のほぼ同時期の入団でした。当時のLiverpoolは2015年にユルゲンクロップに監督が変わってから5年が経ち、クロップ好みのチームが完全に仕上がっていた状態でした。
スタメンはアリソン、ファンダイク、ジョーゴメス(orマティップ)、ロバートソンとトレントの不動の4バックに、ヘンダーソン、ワイナルドゥムに加えファビーニョ、ミルナー、チェンバレンの1人、そして前線はマネサラーフィルミーノというこちらも不動の3TOP
特にマネサラーフィルミーノのユニットは世界中のクラブが羨み恐れおののく最強最高の3人でした。
もちろん一人一人のクオリティもさることながらフットボールの歴史の中でも3人の組み合わせという意味においてはおそらくトップレベルのユニットだったと思います。
もしかしたら一部批判はあるかもしれませんが仮にメッシやロナウドが獲れるとしてもこの3人からスタメンを確実にとれるかとなるとわからないくらい、世界中のどの選手だとしても誰もこの3人より確実に上だという選手はいないくらいのレベルだったと思います。
それくらいこの3人のユニットは美しく、激しく、そしてワクワクするユニットでした。
当時フィルミーノの代わりがいないまた彼の加齢に伴い準備として獲得された南野拓実もそのユニットに割って入ることは難しく、出場時間を獲得するにはいたりませんでした。ですが出場した時の貢献と献身性でファンから外れの補強だとはいわれずむしろ惜しむらく退団という形でした。当初の目的(フィルミーノの代わり)というのはファンからみても火を見るよりも明らかでしたが、それに到達していなくてもファンからは認められていたくらい当時の3人は完璧でした。
ジョタが入団してきたのはおそらくジェラードからキャプテンを引き継いだヘンダーソンと同じくらいFWの選手にとって難しい状況だったはずです。
Wolvesからの移籍になりましたが確かにWolves時からいい選手で器用なイメージは持っていましたがLiverpoolが獲得するほどの選手だとは思っていなかったので(当時の自分を殴ってやりたい🙈)正直獲得は意外でした。
ですが契約したすぐ後のArsenal戦でプレミアリーグデビュー出場からわずか10分でLiverpool初ゴールをマークしセンセーショナルなデビューを飾りました✨その後翌月3日のAtalanta戦までに先発5試合、途中出場5試合の公式戦合計10試合に出場しなんと7ゴールを記録し約71.4分に1度のペースで得点に関与する大活躍を見せました。
これは本当に衝撃でしたねー当時3人のユニットは無敵で完璧だったゆえに新しい選手を獲得しようにも同レベルの選手はスタメンがとれないかも、、という理由で獲得できない選手が多かったように思いますし、通常ならそんな野心のない選手は必要ない!となるようなところでもこの3人ならしょうがないよな、、、と思うレベルでしたし、それがゆえに控え選手とのレベルが開いてしまうという課題をチームは抱えていましたがジョタの加入によりそれが一気に解決され、あまつさえ3人も決して安心できないというような補強ができたことになりました。
この加入後71.4分のペースはマネサラーはもちろん、No9としてこれ以上ないというイメージを残したトーレスや当時完全に無双を誇っていたスアレスをも超える記録でした。唯一この記録を超えていたのはロビー�・ファウラー(さすがゴッド)の約69.2分に1度得点関与という数字でした。 おそらくフットボールをよくみる方でもジョタの良さやすごいところはどこ!?といわれたら表現するのがちょっと難しいと思います。
おそらくオフザボールというところかと思いますが、世界のトッププレイヤーとしては特別フィジカルが強い、ドリブルが上手い、パスが上手い、足が速いというタイプではないと思います。それでもジョタは「巧い選手」だとファンみんなが思うような選手でした。
スキルフルではないはずなのにたまに見せるスルスルっとorゴリゴリっと抜けるドリブル、なぜそこにというよりはよくそこにいてくれた!というポジショニング、抜け目ない裏抜け、決して高くない身長でなぜか強いヘディングetc
それに加えてサボらない前線からのチェイスや組み立てに参加する能力もありました。
本来ジョタだけをみたらNo9という感じではないかもしれませんが、ここまで完成されたチームの中で「ストライカー」という存在がめずらしくなかったリバプールでは完全に頼りになるストライカーでした。
また得点関与率の兼ね合いから負けている、引き分けの時でもジョタが出てくればまだいける!なんとかなる!!と思わせてくれる選手でした。
ファンが歌うチャントは選手に対し全てリスペクトがあると思いますが、その中でもやはり試合を観ているとファンがどのチャントが気に入っているのかなんなくわかります🎵
ジョタのチャントは序盤からかなり気に入られていたのはおそらくファンが思うよりずっとジョタが異次元の活躍をしてくれていたからだと思います。
加えて南野がPKを外したレスターでのPK戦において外した南野があおられたときにその後自分が決めてあおりかえしたり、ファン全員が忘れもしない2023年4月30日に行われたプレミアリーグ第34節Tottenham Hotspur戦での決勝点で魅せた勝負強さはジョタの代名詞といえると思いますが、ここぞ!という時に頼りになるジョタはファンからすると最高にイカす選手だったに違いありません。
怪我が多かったことがなければもっとゴールを重ねていたかと思いますし、もっとエースという名にふさわしい成績にもなっていたかもしれません。
それでもそんなことが気にならないくらいファンから愛されていたと思いますし、事故前怪我から復帰してかなりめずらしく長くトップコンディションから離れていたせいで今季の市場で退団になるのではと心配していたファンも多いかと思いますがまさかこんな形でお別れになるとは誰にも想像できなかったと思います。
交通事故ということで不慮の事故には違いありません。色々な情報が錯綜する中で誰が悪いというような情報に毎日踊らされていた時もありますが、少なくともジョタ本人にも家族を同乗している状態で全くの過失なしということはなかったと思います。 もちろんジョタを責めるつもりは全くなくご冥福をお祈りするだけですが、クラブ全体が喪に服している状態でも新しいシーズンはやってきます。
明るくみんなに愛されるジョタだっただけに自分の事故を次のシーズンに持ち越してほしくないと思うでしょう。
一度心から弔いをしチームも世界中のLiverpoolだけでなくサッカーファンが心から喪に服したと思いますので、ファンもクラブも、そしてフットボール全体も過度に美化したり、原因追及を探りすぎたり、フューチャーしすぎることで過度に遺族を逆に苦しめたりすることなく、ジョタの弔いやジョタのためにと思いすぎることなくいつまでもこの件に引っ張られるのはこの記事を最後に新しいシーズンに向かって前に進むべきだと個人的には思っています。
もちろんすぐに忘れて切り替えろなんてことはいえるはずがなく、むしろ決して忘られることではないでしょう。
ですがジョタやそれにまつわるものがクラブに残してくれたものやかけがえのない思い出はサッカーファン、特にLiverpoolファンには永遠にスタジアムやパブで語り継がれ僕らの心にいつまでも残っているはずです。
多くの人が「94分!ここはAnfield!!!」という下田さんの名言とジョタのゲームパフォーマンスをいますぐにでもみんなが思い出せるように🎮
だからこそ前を向いて新シーズンに向かって走ってほしいと思いますし、最後にまたカップを掲げた後にNo20のユニフォームをカップ以上にAnfieldとでPuskas Arenaで高々と掲げられるシーズンにしたいですし、ファンとしてそれを後押しできるようにしたいですね
Oh~!He wears Number 20
He will take us to Victory
And when he’s running down the left wing
He’ll cut inside and score for LFC!!
He’s a lad from Portugal
Betther than Figo don’t you know!!
Oh~!!His Name is Diogo~!!!
Rest in Peace
You’ll Never Walk Alone